7月28日(木) 子どもに対する正しいバドミントン指導法

 子どもを指導する上では、やはり、正しい指導法というものがあると思われます。
 以下の例はほんの数例ですが、子どもたちに愛と勇気と希望を与える事例であると思われます。
 ただし、その効果には個人差があります。
 どうぞご参考にしてください。

その1.

ハードトレーニングをやらせている最中、あまりの辛さに子どもが身をよじり、お腹の痛みを訴えてきたとき。

「それじゃー、みんなでぎんなんを食べてみよ〜」と、言ってみる。

そこで子どもたちが、「何でぎんなんを食べるの〜」と、聞いてきたら。

「だって、これを食べると胃腸(銀杏)にいいでしょう」、と、答えてあげる。

その2.

筋力がないためにクリアーが飛ばない子どもに対しては。

「学力はつけなくてよいから、握力だけはしっかりつけろ〜」と、大声で指導してみる。

ただし、その子どもがその言いつけをひたすら守って、勉強嫌いになっても知りません。

その3.
基本ショットの練習をやっている最中、「次はドライブがいい」と、子どもが言ってきたら。


「じゃあ仕方ない。俺のかばんの中から車のキーをもってこい」と、言ってみる。

ただし、それで今日の練習が終わりになっても知りません。

その4.
子どもがスマッシュを打とうとしたところ、空振りしてしまい、落ちてきたシャトルが頭に当たったとき。


「おっ、頭を使ったプレーやんけ!」と、目いっぱいほめてやる。


その5.
練習の合間にようかんの差し入れがあったとき。

「バドミントンにも正しい打ち方がある。ようかんにも正しい食べ方がある」と、言ってみる。

もし、子どもたちが、「ようかんの正しい食べ方って、どうやって食べればいいの?」と、聞いてきたら。

すかさず、「ようかんで食べなさい」と、言ってみる。

その6.
練習中、子どもたちが疲れた顔をしていたら。


「やっぱりお前らは英雄だ」と言ってみる。

子どもたちが、「なんで〜」と、聞いてきたら。


「だって、みんな、ヒーロー(疲労)だろう」と答えてみる。

疲れが倍増すること間違いなし。指導者は子どもたちに試練を与えなければならないのだ・・・。

その7.
せった試合をしているとき。


コートサイドから、「こんなときには口が裂けても、あ、という言葉を口にするな」と、アドバイスする。

子どもが、「コーチ、なんで、あ、という言葉がだめなんですか?」と聞いてきたら。

「せった試合に、あ、をくっつけると、あせった試合になるからだ」と答えてみる。

あまりのばかばかしさに、対戦相手がやる気をなくすこと間違いなし。

その8.
子どもの試合を見ていて、つい、うとうとしているところを、別の子どもに見られたとき。


「いや、最近運動不足だったから水中運動をしていたんだよ」と、言い訳をする。

その子どもから、「水中運動っていったって、水なんかないじゃん」と、突っ込まれたら。

「スイミング(睡眠ぐ)、スイミング(睡眠ぐ)」と、正しくぼけてみる。

信頼感を失うこと間違いなし。

その9.
素振りをまじめにやらない不心得な子どもに対しては。


「すぶり と そぶり は違うで〜」と、一喝する。

その10.
ケガが多い子どもに対しては。


「今度の練習までに坊主にしてこい」と、命じる。

その子どもが今にも泣き出しそうな声で「なんでですか」と聞いてきたら。

「毛がない(怪我ない)、毛がない(怪我ない)」と、不気味に答える。

その子の両親のひんしゅくを買うこと間違いなし。



他にもいろいろと正しい指導法がありますが、今日のところはこの辺で。

それではごきげんよう!

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7月27日(水) 間違い電報

 それは8年前のちょうど今頃の季節のことでした。
 私は東海女子大学バドミントン部の監督をやっておりました。

 その日も一連の練習を終えて自宅に帰りました。
 そしたら、女房が私に告げました。
 「バドミントン部の
みきちゃんから電話があって、おじいちゃんが亡くなられたのでしばらく練習を休むそうです」、と。
 私はそれは気の毒なことだと考えました。
 何も力になることができないが、せめてもと考え、ご実家のお父様宛にすぐに弔電を送りました。

 翌日はお休みだったので家でごろごろしていました。
 そしたら、お昼少し前にNTTの職員で電報の配達員と名乗られる方から電話がありました。
 「今、昨日ご依頼の電報を配達しておりますが、宛名と住所はこれで間違いありませんか」、と。
 配達員が示した宛名と住所は、昨日私が申し込みの際に告げたものと同じでしたので、私は間違いがない旨を伝えました。
 配達員は、「それではもう一度配達してみます」、と、言って電話を切りました。
 私は、おかしなことを言うもんだなあ、と思いながら、再びごろごろとしていました。
 
 すると、10分ぐらいしたところで再び電報の配達員の方から電話がありました。
 「宛名の方に直接渡そうとしたのですが、こんなもの受け取れるかと、かんかんになって怒られました。二度とくるなと追い返され、ほうほうの呈で逃げてきました」、と。
 私は一瞬固まりました。
 そして、次に背筋に冷たいものが走りました。
 そこで、配達員の方に、「大変ご迷惑をおかけしますが、10分後にもう一度電話をいただけないでしょうか」、と、お願いをしました。

 私はあわててマネージャーに電話をかけました。
 そして、「部員の中に不幸があったものがいるか」、と、尋ねました。
 そしたら、マネージャーは、「います。みきのおじいちゃんが昨日亡くなられました」、と、答えました。
 そこで、私は再び尋ねました。 「どっちのみきのおじいちゃんが亡くなられたんだ」、と。
 マネージャーは答えました。「みき***のおじいちゃんです」、と。
 私は確認しました。「***みきのおじいちゃんが亡くなったのではないんだな」、と。
 マネージャーは告げました。「間違いありません。亡くなったのは、みき***のおじいちゃんで、***みきのおじいちゃんではありません」、と。

 そうなんです。
 そのとき我が部には、***みき、すなわち、「みき」という名前の部員と、みき***、すなわち、「みき」という苗字の部員の2人がいたのです。
 そして、「みき」という名前の部員は当時キャプテンで、事務連絡のために私の自宅に頻繁に電話をかけてきていました。
 しかも、電話のときに名乗るのは苗字ではなくいつも名前でした。
 つまり、「こんばんは、みきです。蘭先生をお願いします」、と、いった感じです。
 当然、電話に最初に出るのは女房なので、「みき」です、と最初に告げられると、「***みき」のことだと思い、だから、「
みきちゃんから電話があった」、と、いうことになったのです。

 実は、今回の電話は「みき」という苗字の部員からのものだったのです。
 
 そりゃ、何も不幸がないのに弔電を送りつけられたら、激怒されるのはもっとものことです。
 私はあわてて
みきちゃんのお父さんに電話をしました。
 そして、事情を話し、平謝りに謝ったことは言うまでもありません。
 もちろん、お父さんは納得をしてくれ許してくれました。

 一方、女房のほうですが、自分の勘違いで各方面に迷惑をかけたということで、すっかりしょげ返っておりました。
 私としても、開き直られたら別ですが、あまりにしょげかえっていたものですから、逆に気の毒なことをしたと、自分の確認不足を反省いたしました。

 さらに、電報配達員の方にも悪いことをしました。
 電話で平に平にお詫びをいたしましたが、「よくあることですから」、と、笑って許していただきました。
 しかし、本当によくあることなんでしょうかね・・・。

 その後は、「みき」という苗字の部員のお父さん宛に弔電を送りましたが、これについては問題はありませんんでした。

 ともあれ、その後、弔電を打つ機会には細心の注意を払うことにしたことはいうまでもありません。
 皆さんもご注意のほどを。

 ということで、これから2限目に運動・スポーツ論の再試験を行います。
 明日は、バドミントン実習の筆記試験です。
 学生の皆さん、がんばってください。

 そして、採点および集計、そして、教務部への成績提出が終了したらわたしも夏休みということになります。

 ということで、東海女子大学の皆さん、あと、ひとがんばりです。

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7月21日(木) 夏休み

 本日から夏休みです。

 とはいっても、東海女子大学の夏休みが始まったのではなく、娘たちが通う小学校の夏休みが始まりました。
 ですから、大学は授業ということでもう少しがんばらなければなりません。
 
 ちなみに、東海女子大学の夏休みは8月2日(火)からです。
 で、何で小学校が夏休みに入っているのに、大学では授業を行なっているかということですが、それは半期15週という文部科学省が定めている授業時間を確保するためなのです。
 もっとも、この時期、小学校で授業を行なおうとすると暑くて、熱くて、授業にならないと思いますが、東海女子大学では全館冷房が完備されているので、むしろ家にいるよりも快適です。
 なんと、体育館にも冷房が完備されています。
 もちろん、授業の際につけることはまずはありませんが・・・
 
 またまたちなみに、東海女子大学の後期の始まりは10月3日(月)です。
 ですから、比較的夏休みはのんびりできます。
 とはいっても、9月16日(金)〜9月29(木)の2週間は補講と集中講義が開講されますので、それを受講する予定の学生さんの夏休みは2週間ほど短くなります。

 さて、娘たちの夏休みが始まると早起きをしなければなりません。
 私も例外ではなく、ラジオ体操に出席するためにです。
 いつもは7:00まで睡眠を貪ることができますが、本日からは6:00起きです。
 いつもより1時間も早起きをしなければなりません。
 これも身から出たさびで、子どもたちが保育園に通っていた頃のことです。
 子どもたちが夏休みのラジオ体操へ行くのを渋っていたため、ラジオ体操へは家族全員で出席する事を蘭家の掟としたのです。

 言い出しっぺの私が掟を破る事はできません。
 ですから、これからラジオ体操が終了するまでの間は、早寝早起きをしなくてはなりません。
 しかし、早朝のラジオ体操は爽快です。
 皆さんもおひとつどうですか?

 ということで、学生の皆さんにおかれましては、期末試験、がんばってください。

 それでは、我々の夏休みが始まるまでの12日間、最後の力を振り絞ってがんばりましょう。

 ということで、例によって、ごきげんよう!


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7月3日(日) あららぎバドミントンクラブトレーニングスイミング

 本日は、バドミントントレーニングの一環として、羽島市民プールに行ってきました。

 参加メンバーは、小学3年生の女子1名、小学1年生の女子1名、保育園年中組の男子1名、および代表兼監督兼コーチの私と栄養士兼カウンセラー兼トレーナー兼マネージャーの女房の計5名でした。

 とはいっても、特別なことをしているわけではありません。
 ひたすら、もぐったり、水中を駆け回ったり、時々は泳いだりのひと時でしたが、これが結構楽しくて、且つ、体を鍛えるためによいのです。
 3時間ほどのトレーニング(遊び)タイムでしたが、私も含めて、もうくたくたになりました。

 だから、今日はおいしいご飯が食べられそうですし、おいしいお酒もいただけそうです。
 とはいっても、いつもおいしいご飯とお酒をいただいてはおりますが(女房に感謝)。

 しかし、この羽島市民プールはお勧めの施設です。
 基本的に、半官半民のスポーツ施設です。
 すなわち、羽島市の業務委託を受けて民間の団体が運営を行っているのです。
 だから、お値打ちな料金で充実したサービスを受けることができるのです。
 職員の皆さんもしっかりとした教育を受けられているようで、気持ちよいサービスを受けることができます。
 また、施設も充実していて、25mの温水プールとトレーニングジムを備えた屋内施設と50mプールと子ども用プールを備えた屋外施設を有しています。
 ハードのみならずソフトも充実していて、屋内プールではアクアビクスをはじめとする各種のプログラムがプロのインストラクターの指導の下に無料で受けられます。
 もちろん、トレーニングジムでもエアロビクスをはじめとするプログラムがプロのインストラクターの指導の下に無料で受けられます。
 
 料金は大人400円です。4歳以上の子どもは200円です。
 これですべての施設およびプログラムが1日利用できます。

 私もこの市民プールにはしばしば出没していますが、常連の年配の男性ともよく話をいたします。
 そのような方々は、よく、こんなことをおっしゃっております。

 「定年になって何をやってよいかわからずにぶらぶらしていたが、ここにくるようになってから人生が充実するようになった。」、と。
 「ここで運動するようになって、体もリフレッシュされると同時に心もりリフレッシュされるようになった。」、と。
 「第二の人生を実感しています。」、と。
 
 私も定年になったら、ここを積極的に利用しようと思っております。
 
 そのためには、バドミントンの指導もがんばろう、っと。


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7月1日(金) すわ、登校拒否か!

 早いもので、今日から7月です。
 ということは、あと1ヶ月で夏休みがやってまいります。
 ということで、公私共に力を振り絞って、夏休みまでの1ヶ月間、がんばりたいと考えております。
 ご関係各位には、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、話は変わりますが、昨日、例によって、小学3年生の娘と竹鼻小学校の体育館でバドミントンの練習をしていたときのことであります。
 お決まりのメニューということで、基本ショットの練習をひとしきり続けて、最後の種目であるヘアピンを打ち合っていたときのことであります。
 
 ラリーを続けながら、娘が、「ねえ、お父さん」、と声をかけてきました。
 いつもならば、練習中ということで、「無駄口をたたくなあ〜」、と一喝するところですが、昨日はその声のトーンが少し違っていました。
 
 そこで、「どうした?」、と、ラリーを続けながら聞き返してみました。
 すると、娘が、「あした学校へ行きたくないの」、と、言ってきました。
 
 私は、その、娘の言葉を聞いて、少し焦りましたが、平静を装って、「どうして?」、と聞いてみました。
 娘は、それに対して、「よくわからないけど・・・」、と、ラリーを続けながら答えました。
 
 その後は、練習中ということもあって、会話は途絶え、いつもと同様に練習は続けられ、そして、いつもと同様に終了しました。

 そして、帰りの車の中でその会話は再び始まりました。
 
 車の中で娘が再び話かけてきました。
 「どうしても学校へ行きたくないの・・・」、と。
 私は何度も理由を聞きましたが、「どうしてもいやなの」、の一点張りで、娘はかたくなになるばかりでした。

 こんなときの父親というのは、もう、焦るばかりで、どうしてよいのかがわからなくなります。
 これが「登校拒否」の始まりなのかと思いました。
 うちの娘が不登校に・・・、心中穏やかならざる思いに、奈落の底に突き落とされたような気分になりました。
 
 家に帰ってからも、娘は必死に訴えてきます。
 そこで、私は、娘を、なだめたりすかしたり、元気づけたり、いろいろな話をしたりということで、手段を尽くしました。
 しかし,埒があかず、明日になったら、また気が変わるかもしれないと考え、とりあえずは眠ろうということになりました。

 翌朝、娘たちが私を起こしにきてくれました。
 顔を見ると、笑顔で元気そうな様子です。
 朝食もすでに済ませたという事でした。
 そこで、声をかけてみました。 「今日は雨が降っているけれど、がんばって行ってね」、と。
 そうしたら、次女は元気に、「わかった」、と、答えました。
 しかしながら、長女は、「学校なんか行かない」、と答えました。

 私は、「これはやっぱり、登校拒否だ!」、と腹をくくりました。
 そして、私も正面から向かい合おう、と決心しました。

 そこで、とりあえずは身支度を整え、食事をするために階下へ降りていきました。
 食卓につくと、女房がご飯やら味噌汁やら焼き魚やらを運んできました。
 それをありがたくいただいていますと、娘がどこからともなく、私ら夫婦の前にやってまいりました。
 私は、娘が不憫に思え、なんて言葉をかけてやればよいかと考えました。

 そうしたところ、女房が声を張り上げて娘に言いました。
 「何をやっているの! はやくランドセルを背負って学校へ行く準備をしなさい。名札も忘れるんじゃないよ!」、と、頭ごなしに。

 私は、「こんなときにそんな強い言い方をしなくてもいいんじゃないか」、と思いました。
 そして、「娘の気持ちをもっと考えてあげてほしい」、と、女房に願いました。
 そこで、娘の昨日からの私に対する様子を話し、「今日は学校を休ませたほうがよいのではないか」、と提案しました。
 また、「今日は仕事を休んで校長先生に相談に行こうと考えている」、とも付け足しました。
 さらに、「場合によっては、東海女子大学には心理教育相談センターというものがあって、専門の教員が不登校児などの相談に乗っているから、相談してみようと考えている」、とも言いました。

 そしたら、女房が淡々と話をはじめました。
 娘が、学校に行きたくないといっている理由についてです。
 
 娘のクラスには先生の手に負えない男の子が3人いるのだそうです。
 とてもやんちゃで、クラスを引っ掻き回しているのだそうです。
 しかしながら、特定の女の子が注意をしたり、諭したりすると、言う事を聞くのだそうです。
 そこで、3人の女の子に白羽の矢が立ち、その悪ガキ達は、それぞれ3人の女の子の隣に座らされ、監視下に置かれているのだそうです。
 3人の女の子の1人はMちゃんで、Mちゃんはサッカー少年団では男女の混成チームであるのにもかかわらず、キャプテンを任されているほどリーダーシップがある子なのです。
 もう1人はCちゃんで、Cちゃんは空手少年団に入っていて、男の子が1目も2目も置く腕前で、頼もしい存在の子なのです。
 最後の1人がうちの子で、バドミントンの選手を目指しているというだけの理由で、お目付け役を任されているのだそうです。

 学校へ行きたくないと言い出した理由がここにあったのです。
 他の2人の女の子のように、娘にはリーダーシップも根性もありません。
 したがって、責任を果たせないのが情けなかったようです。
 
 女房は娘を前にし、「その男の子たちの立場になって物事を考えなさい」、と、こんこんと諭しました。
 さらに、「先生の立場にもなって物事を考えなさい」、と、こんこんと諭しました。
 私はというと、女房の横から、「そうだ、そうだ、そのとおりだ」、と、合いの手を入れていました。
 
 と、そのとき、私ですが、おもむろに便意をもよおしてきたので、中座し、トイレに駆け込みました。
 そして、しばらく座っていましたところ、ノックがして娘の声が聞こえてきました。
 「お父さん、行ってくるね。お父さんも元気出して、お仕事に行って来てね。ばいばい!」、と。

 私は、思いました。
 父親というのはこんなとき、本当に、頼りない存在だな、と。
 でも、本当の不登校じゃなくてよかったよ、ともあれ。

 しかし、こんなときの母親の情報量の多さには脱帽いたします。
 子どものことはすべてお見通しなのです。
 これも、母親どうしのネットワークのおかげだと思います。
 毎日のように夕方行なわれる長時間にわたる井戸端会議。
 さらに続く長電話、そして、メールでのやり取り。
 私はいつもうっとうしいなと思っておりましたが、子どもの情報を共有するためには必要だったのですね。
 これからは大目に見ましょう。

 で、ちなみに、次女のクラスにも、おやんちゃな男の子がいて、次女は2人の男の子を担当しているそうなのです。
 まあ、なんとも骨が折れる話で、やっぱり、大人も子どもも、Femaleのほうがしっかりしているのかもしれませんね。

 ということで、今日の東海女子大学はスポーツ大会です。
 終日休講です。

今年の種目はドッジボールです。
こんな感じでやっています。

 ということで、私も、いつも、女子学生および女子職員には、自慢ではありませんが、手玉に取られております。
 
 それでは、ごきげんよう!


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6月29(水) あららぎバドミントンクラブトレーニング登山

 あららぎバドミントンクラブの体力トレーニングに関する基本方針です。
 それは、発育・発達の過程の中で、体がしっかりしてくるまでは、バドミントンの競技力向上を目指した専門トレーニングは行わないというものです。

 ジュニア選手に対して、体もしっかりできていないのに、スクワットだの、反復ジャンプだの、シザージャンプだの、体の一部分に極端に負荷がかかる専門トレーニングをやらせることは、百害あって一理なしだと、私は考えております。

 これに関して、体がバドミントンの競技力向上のためのトレーニングに、何とか耐えられるようになるのは12歳前後ぐらいになってからではないかと想像しています(これについては個人差が大きいとは思いますが)。

 したがって、それまでの時期に行わなければならないことはというと、動き作りだと思っています。
 つまり、自分の体(筋・骨格系)を、自分の意(脳・神経系)のままに操れるようにすることで、すなわち、「こう動きたい」と思ったら、「そう動くことができる」ようにするということです。
 で、これは文字にすると結構簡単なことですが、現実には非常に難しく、小さいときからのトレーニングがかなり必要となってきます(最近では、生活環境の変化のために、自分の体を自分の意のままに操れない子どもが増えているという研究報告もあるそうです)。
 
 サーカスの曲芸をイメージしてもらえばわかりやすいと思いますが、大きくなってからのトレーニングでは、あんなこと(曲芸)はできっこありません。
 すなわち、バドミントンの技術も曲芸と一緒だと思います。

 さて、動き作りに関して、私が重要に感じているものは、遊びです。
 友達との鬼ごっこ、ゴムとび、ドッジボール、缶蹴り、虫取り、魚取り、かくれんぼう、木登り、一輪車乗り、その他、これらに勝る動き作りのトレーニングはないのではないか、と思っています。
 また、公園の遊具での遊び、すなわち、ブランコ、滑り台、のぼり棒、シーソーなどはバドミントンのための最高のトレーニング機器だと思います。
 さらに、フィールドアスレチックなどは、本当に、子どもの動き作りには最適なもので、誰が考案したかは知りませんが、よくもまあ、バドミントンのためにこんなよいものを考えてくれたものだと感心しています。
 
 いろいろなスポーツを行うことも動き作りには重要なことで、テニス、卓球、ゴルフ、ボーリング、フィールドホッケー、スキー、スケート、水泳、サッカー、その他、子どもはそれこそ喜んでやります。

 他方、この時期には、動き作りと同様に、怪我をしにくい体を作るためのトレーニングも必要だと思っています。
 
 バドミントンでは、股関節、膝関節、肩関節、肘関節をはじめ、いろいろな関節を酷使します。
 ですから、そのような関節をまたぐ筋群を、ゆっくりとした無理のない動きの中で鍛えておくということも必要だと思います。
 
 歩くこと、これは人間の動きの中で基本の基本だと思います。
 また、怪我をしにくい体を作るといううえでも、基本の基本だと思います。
 これに関して、スポーツトレーニングの基本は、「走る」ことだとおっしゃる方がいらっしゃいますが、「歩く」ことは「走る」ことの基本だと思います。
 ですから、歩くことはスポーツトレーニングの基本の基本ということになります。

 ということで、山歩きは、あららぎクラブのバドミントントレーニングの基本の基本ということになっています。

 で、前置きが長くなりましたが、行ってきました、山登りにです。

 今回行った山は釜ヶ谷山(696m)です。
 メンバーは、あららぎバドミントンクラブ所属の5名で、内訳は、小学3年生の女子1名、小学1年生の女子1名、保育園年中組の男子1名、および代表兼監督兼コーチの私と栄養士兼カウンセラー兼トレーナー兼マネージャーの女房です。
 
 釜ヶ谷山は岐阜県は山県市に位置する山で、つい最近の市町村合併が行われる前までは、伊自良村に属していました。
 
 登山口は、岐阜県伊自良青少年の家を通り抜けたところに付けてあり、主に3つルートがありますが、今回は奥の院コースで登り、龍神コースで下山してきました。

 10:45に登山口を出発しました。


登山口にはキャンプ場もあります。 


一生懸命に登っています。


およそ3分の1登ると展望地があります。 

中間地点に甘南美神社の奥の院があります。

約2時間で頂上に着きました。

頂上ではラーメンを作って食べました。

メンバーはもりもり食べました。

 頂上では約1時間の休憩の後、龍神コースを約1時間半かけて下山しました。



登山口のキャンプ場には、岐阜県の木である、一位(いちい)の木が植えられていました。
実は、この一位の木ですが、古名を蘭(あららぎ)といいます。

つまり、昔はあららぎと呼ばれていました。
と、こんなことを子どもたちに説明したら、いたく感心いたしておりました。



帰りには、もちろん安八温泉に入って帰ったことはいうまでもありません。
この温泉はとてもお値打ちで、大人300円、小学生100円、小学生未満無料です。
家族5人で入っても800円でした。

ともあれ、よいトレーニング登山ができたということで、ご報告申し上げます。


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6月16日(木) ウエンブレーへ