6月16(木) ウエンブレー |
日本のバドミントン界では、標記のウエンブレーという語には特別な意味があるようです。
バドミントンのプロショップにも標記の名前を使っているお店もあるくらいですから。
しかし、英国では、ウエンブレーといえば、サッカーの聖地で、ウエンブレー=サッカーという図式になるのです。
ウエンブレーとは、ロンドンの中心街から北西20km位のところに位置する地名で、その地にウエンブレー・スタジアムというサッカー場があるのです。
このウエンブレー・スタジアムは1923年に造られたもので、当時、大英帝国の盟主であった英国王室が帝国の威信をかけて作り上げたものなのです。ですから、1948年、第2次世界大戦後、初めて開催されたオリンピックのロンドン大会でもメイン競技場として使用されています。
他方、英国にはFAカップといって、英国のサッカークラブチームNO.1を決める選手権大会があります。この大会はものすごく歴史と伝統と権威がある大会ですが、このスタジアムが建設されてから今日にいたるまで、その決勝戦はこの地で行われています。
日本のサッカー界にも天皇杯がありますが、これなどもFAカップを真似して創設されたものだそうです.
サッカー選手ならば、ここでプレーをすることは大変名誉なことで、憧れなのだそうです。
国際サッカー連盟の理事で、日本サッカー協会の副会長である小倉純二氏も、その著書「サッカーの国際政治学」の中で、日本代表チームをこの地でイングランド代表と戦わせるのが長年の夢で,1995年にその夢がかなったときは,思わず目頭が熱くなったと述べられています。
まさに、聖地なのです。
さて、冒頭で、日本のバドミントン界では、ウエンブレーという語には特別な意味がある、と述べましたが、これには理由があります。
今でこそ、バドミントンの世界1を決める大会といえば、オリンピックあるいは世界選手権ということになりますが、ちょっと前まではそのような大会がありませんでした。
世界選手権の個人戦が始まったのは1977年からのことで、オリンピックに至っては1992年のバルセロナオリンピックからでした。
したがって、つい最近までは、最も歴史があり、権威がある大会とされていた全英選手権が世界1を決める大会と認識されていました。
さて、この全英選手権ですが、1899年にロンドンのバッキンガムゲートにあった、ロンドン・スコッティシュドリルホールというところで第一回大会が開かれました。
その後、開催地を転々と変えましたが、1957年〜1993年の間は、前出の地、ウエンブレーに設置されているウエンブレーアリーナで腰を落ち着けて開催されました。
そこで、憧れの全英選手権が開催されている地ということで、日本のバドミントン界ではウエンブレーという語に特別な思いが込められたのではないかと想像されます。
ただし、このウエンブレーアリーナですが、もともとは、ロンドンオリンピックの水泳競技のために建設されたプールなのです。
ですから、名称もはじめは帝国プールあるいはウエンブレープールと呼ばれていました。
それが、プールから体育館に改築されたのに伴ってウエンブレーアリーナと呼ばれるようになったのです。
私も、10数年前になりますが、このアリーナを訪れ、全英選手権を観戦したことがあります。
そのときは、たまたま、日本オリンピック委員会からの派遣ということで、英国協会には特別のご配慮をいただきました。
そして、会場内のすべてのエリアに入ることができる特別許可証を発行してもらいました。
したがって、コートサイドをはじめとして、記者会見場、選手の更衣室、役員室、医務室等色々なところに出没することができました。
とてもよい経験をしたと思っております。
さて、このウエンブレーアリーナですが、私が訪れたときも老朽化が激しく、お世辞にもよい体育館だとはいえませんでした。
そこで、1994年からは現在に至るまで、バーミンガムにあるナショナルインドアアリーナで全英選手権は行われるようになりました。
ともあれ、サッカーの聖地ウエンブレーですが、少なくとも日本のバドミントン界では、ウエンブレーといえばバドミントンだと思っている方も少なからずいると思われます。
これもまた、興味深いことだと、英国人は考えるのではないでしょうか。
ということで、本日は失礼致します。
と以上のように書きましたが、ロンドン在住のHiroyama様から、掲示板のほうへ以下の情報が寄せられましたので、ご訂正をお願いいたします。
「このスタジアムが建設されてから今日にいたるまで、その決勝戦はこの地で行われています。」と紹介されていますが、2001年から今年2005年まではスタジアムが改築工事中のため、決勝はウェールズのカーディフのミレニアムスタジアムで行われました。来年2006年はウエンブレーに戻ると発表されていますが工事が間に合わないという話もあります。
目次へ
6月8(水) あららぎクラブ ジュニア大会初参戦 そのU |
さて、ジュニア大会に小学3年生の娘を出場させてみて、長いスパンのなかで、このくらいの子どもに対しては、今後どのように育てていけばよいかということについて、少しだけ考えてみました。
まずは、トップパフォーマンスをどの時期に求めていくかということですが、女子バドミントン選手の場合は、子どもの発育・発達を考えて、また、テニスやゴルフの場合も参考にすると、目標として、16歳〜18歳頃にブレークさせるように持っていったらよいのではないかと考えています。
つまり、それまではまったく無名であったとしても、すい星のごとく現れ、頂点を狙える位置に、その時期を目標に、登場させるということです。
そのためには、今の時期が非常に重要な意味を持っていると思われます。
16歳〜18歳の時期にブレークさせるためには、その時期に必要となる、勝つための技術を、8歳〜11歳頃の間にすべてマスターさせなければならないと思っています。
そして、この時期ならば、すなわち8歳〜11歳位の子どもであれば、大人にとっては難しいと思われる技術でも、逆にあっさりとマスターしてくれると思っています。
すなわち、将来世界で戦おうとするときに必要な技術は、この時期ならば簡単に習得できるのではないかと思います。
むしろ、12歳以降では、時間をかけて教えても、習得するのはなかなか難しくなるのではないかと思います。
12歳以降には、スタミナやスピードをつけるためにたっぷりと時間を取らなければなりません。
また、一つひとつの基礎技術を磨き、それを実践で使いこなせるようトレーニングしなければなりません。
さらに年を重ねていけば、戦術や戦法など知力を磨くと同時に、パワーもアップさせなければなりません。
メンタル面も鍛え上げなければなりません。
時間はいくらあっても足りなくなるでしょう。
これに関して、すなわち長いスパンの指導を考える中で、今の時期、すなわち小学校3年生頃の時期に、試合とどのように関わらせていけばよいかと考えています。
子どもは試合にたくさん出たいと言います。そして、勝ちたいと言います。
これは当然の心理で、悪いことではないと思います。
試合で勝つということは、バドミントンを続けるための大きな動機付けになると思います。大切なことです。
しかしながら、気をつけていなければ、後で大変なことになると心配しています。
ひとつは、試合のやりすぎによる傷害の問題です。
試合は子どもの体に大きなストレスを与えます。
勝ちたいがために相当無理な打ち方をします。
それが積もり積もって、将来に影響してくるのではないかということです。
ふたつ目は、精神的な燃え尽きについてです。
試合は大人であっても相当なストレスをやプレッシャーを伴います。
子どもは、一見、なんともなさそうな感じですが、相当な精神的なストレスを受けていると思います。
将来、トップを目指していこうとするならば、いやというほどの精神的ストレスを克服していかなければなりません。
そこで、せめてこの時期には過度なストレスは避けたいものです。
小学生でバドミントンをはじめても中学生になると他の種目に移る選手がたくさんいると聞きますが、その理由の一つにやりすぎということがあるのではないかと思います。
試合数が増えれば、当然練習量も増え、結果としてやりすぎになることが考えられます。
ということで、野球やテニスなどでは子どもの年間試合数について基準値を設けています。
例えば、国際テニス協会では、9〜10歳の子どもでは、練習試合を含めて、年間でシングルス10試合、ダブルス30試合を限度としています。
また、11〜12歳の子どもでは、練習試合を含めて、年間でシングルス50試合、ダブルス30試合を限度としています。
テニス界ですい星のごとく現れるスターたちも、子どもの頃にはあまり試合をしていないことが想像されます。
むしろ、小さなときにあまりやってないからこそ、ブレークしたときに、試合をやるのが楽しくて楽しくて仕方がないのではないかと思います。
一方、小学生がたくさんの試合に出ることに関して、もうひとつの弊害があると、私は思っています。
それは、試合で勝つための打ち方、試合で勝つための練習が重視されて、将来ブレークするときに必要な技術の練習がおろそかになってしまうのではないかということです。
バドミントンの基本は正確に狙ったところへ、ピンポイントで打つことだと思います。
しかも、同じフォームで色々なショットを打ち分けなければなりません。
例えば、クリアーかドロップかスマッシュか,相手に読まれないように打たなければなりません。
ストレートかクロスか、相手に読まれないように打たなければなりません。
これには当然高い技術が必要となります。
そして、色々なスピードのショットを打ち分けなければなりません。
速いフライトは極めて速く、遅いフライトはきわめて遅く、打たなければなりません。
これにも当然ながら高い技術力が必要となります。
さらに、相手とシャトルを同時に見ながらヒットしコントロールする技術も、当然のことながら必要です。
ドロップを打とうとしていても、相手の状況によっては瞬間的にクリアーに変更するといった技術です。
スマッシュを打つ場合にも打つ瞬間に、相手の構えを見て、コースを決めるといった技術です。
ディセプションの技術を磨くと同時に、アンティシペーションのセンスも磨かなければなりません。
ハイバックやブラッシュショット、ヘアピンにスピンをかける技術も必修です。
トラベリング(移動)の技術も重要です。
これも、ただ速くうごけばいいというものではなく、効率を考え、疲れないように移動する技術が必要です。
身に付けなければならない技術はここには書ききれないほど、山のようにあります。
しかしながら、このような将来必要になる技術は、小学生の大会で勝つためにはあまり役に立ちません。
それどころか、そんなことを意識してやっていたら、あっさりと負けてしまいます。
少なくとも、4〜5年生くらいの段階では、遠くへシャトルを打てる、あるいは速いシャトルが打てる子が絶対的に有利となります。
したがって、ディセプションもヘッタクレもなく、何も考えずに目いっぱいに大きくラケットを振れる子のほうが有利です。
トラベリングについても、怪我のことや、効率のことなど一切考えずに、ひたすらガンガン走り回る子の方が有利です。
だから、試合に勝たせることを第一に考えて指導をすると、そのようなプレーをする選手が自ずから生まれてくることになってしまいます。
しかしながら、遠くに打つことも、速く動くことも、効率的な方法さえ身に付けていれば、体が大きくなって、筋肉がついてくれば、自然にできるようになることだと思うのですが・・・。
この時期、例えば小学3年生の場合、1週間にこなせる練習時間は非常に限られています。
子どもに過度なストレスを与えずにこなせる量は、せいぜい1週間に3日、1回あたり2時間が限度ではないでしょうか。
しかも、1回あたり2時間の中には、ウォーミングアップとクーリングダウンの時間も含まれますので、せいぜい1回あたりに使える時間は90分が最大値でしょう。
基本をしっかり教えながら、試合にもしっかりと臨むためには、自ずから試合数が限られてきます。
しかし、繰り返しますが、試合に出る、そして勝つということも、動機付けのために大切なことです。
したがって、その量をどのように折り合いをつけるかが、指導者にとっては重要になってくるのではないかと、私は思っています。
近年、日本において、小学生の大会が盛んに行われるようになりました。
このように、地方レベル、全国レベル双方で大々的に大会を展開している国は、世界を見渡しても日本を置いて他にはないのではないかと思われます。
これはこれから日本のバドミントンが世界に向けて発展していくためには大きな武器になると思われます。
ただし、そのためには上述したようなことに指導者が注意を払いながらその武器を使っていく必要があるとは思います。
と、同時に、日本のジュニア指導者には大きな課題が突きつけられている気がしてなりません。
ともあれ、子どもたちの笑顔のために、日本のバドミントン界が発展していくことを心から願いながら、筆をおきます。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
目次へ
6月7(火) あららぎクラブ ジュニア大会初参戦 そのT |
標記のとおり、あららぎバドミントンクラブの部員1名が、先日開催された岐阜県ジュニアバドミントン大会の女子シングルス4年生以下の部に初参戦いたしました。
結果は、1回戦15−0での勝利、2回戦4−15での敗退、というものでしたが、これは非常に満足のいくものでありました。
まずは参加できたこと、これが何よりの収穫でした。
さて、試合会場では、いろいろと考えさせられることがありましたので、ちょいと一筆啓上いたします。
まずはラケットについて。
はっきり言って、小学生の皆さん、例外なく高級なラケットを使っておられました。
2万円以上すると思われるラケットがごろごろしておりました。
これにははっきり言ってびっくり&反省させられました。
拙者、恥ずかしながら、小学校の6年生からバドミントンをはじめましたが、大学入学後から現在にいたるまで、30年近く、ラケットを買ったことがありませんでした。
すなわち、ラケット製造メーカーが、販売促進用にご提供くださるラケットを、ありがたく使わせてもらっておりました。
したがって、あてがわれるラケットをただただ使っておりまして、ラケットの特徴など考えたこともありませんでした。
当然ながら、ラケットには無頓着で、弘法筆を選ばずを自認しておりました。
したがって、子どもにも安いやつでよいと、量販店で定価5500円のジュニアラケットを4500円程度で買ってきて使わせておりました。
私は、早稲田大学のオープン教育センターというところで開講されている保健体育科目でバドミントン実習Uという科目を担当しております。
これはバドミントンの経験者クラスで、ほとんどの学生がバドミントンの同好会あるいはサークルに所属をしています。
そして、このような集団の中には必ず、恐ろしいほど詳細なバドミントン製品に関する知識を持っているものがいます。
そこで、授業の合間に何人かの学生に聞きましたところ、今は、プレースタイルに合わせて、ラケットもストリングスもいろいろなものの中から選ぶ時代なのだそうです。
そのため、バドミントンの専門店に行けば、試打ももさせてもらえるのだそうです(酒屋でも試飲をさせてもらえるので、当然といえば当然ではあるが・・・)。
その他、いろいろな事を学生諸君から教えてもらったが、ここでは省略。
子どもだからこそ、いいラケットを使わせるべきだったのです。
もっとも、シャトルについては、以前からその考えで、練習では最もグレードの高い物を使っております。
また、羽根の状態が少しでも悪くなると新しいものに変えております。
ノックに際しても、グレードは下げますが、新品を使っております。
しかしなぜ、シャトルがそうで、ラケットがこうだったんだろうか・・・。
つまり、高いシャトルと安いラケットの関係です。
多分、昔は私自身がよいシャトルの確保に苦労したためであろうと思われます。
まあ、自分の過去を引きずっているわけです。
ともあれ、学生諸君から得た情報を元に、早速娘を連れてバドミントンショップに行ってきました。
そしたら、あること、あること、色々なラケットがありました。
そして、色々なラケットの特性が表示されていました。
すみからすみまで読み尽くしたら1時間かかりました。
試しに、色々なラケットを振らせてもらったのですが、微妙に感覚が違いました。
そこでようやく、学生が言うことの意味が理解できました。
トレーニング科学、スポーツテクノロジー、ともに飛躍的な進歩を遂げている今日、スポーツ指導者はトレーニング科学のみならず、スポーツテクノロジーについてもきちんと勉強しなければならないと反省仕切りでした。
ゴルフでも、陸上競技でも、野球でも、水泳でも、その他ほとんどのスポーツ現場で、用具が優勝劣敗を分けることも少なくありません。
ということで、弘法も筆の誤り、とならぬよう指導したいものだと感じた次第です。
で、最後に。
今回購入したラケットは、Y社のマッスルパワー80です。
重量が4Uで、グリップサイズが6のものを選びました。
ストリングスの張力は最も弱く16ポンドで張ってもらいました。
定価が24,150円のものを、ストリングス張り上げ付きで19,000円にしてもらいました。
しかし、これは痛かった。
へそくりをおろしてそれに当てましたが、しばらくは極貧生活を覚悟しなければなりません(父親のみが独自に)。
ということで、失礼致します。
目次へ
5月31(火) あららぎバドミントンクラブ |
このたび、標記クラブを設立いたしました。
とはいっても、私が代表兼監督兼コーチで、女房が専属栄養士兼カウンセラー兼トレーナー兼マネージャーです。もっとも、女房はバドミントンのルールも知らない素人ですが・・・。
一方、部員はといったら、小学3年生の女子1名、小学1年生の女子1名、保育園年中組の男子1名の計3名です。
したがって、スタッフと部員合わせて5名の、家内工業的なクラブです。
しかしながら、これでも、岐阜県小学生バドミントン連盟加盟の正式なクラブです。
さて、このクラブですが、設立の目的は、小学3年生の娘を県協会主催の小学生大会に出場させるためのものでした。
実は、わたくし、長女が生まれたときから、バドミントンをやらせたくていろいろと作戦を練ってまいりました。
その一環として、長女が小学校に入学すると同時に週に1回、90分の練習をマンツーマンで行なうようになりました。
2年生に上がると同時に、マンツーマンの練習を週に2回の割合で行なうようになりました。
そして、3年生に上がると同時に練習量を少しふやし、1回あたり2時間の練習を週に3回行なうようになりました。
また同時に、次女もバドミントンの世界に引き込み、週1回の割合で長女といっしょにやらせています。
とりあえず、これまでのところは、私の作戦が功を奏し、子どもたちはバドミントンの魅力に取り付かれつつあります。
長女などは練習のない日には家でアレーを使って素振りをしたり、風呂上りにストレッチングなどを行なっています。
さて、そんな日々を過ごしておりますと、やはりどうしても、試合に出たくなります。
私などは、そんなに早く試合に出なくともよいと考えておりましたが、長女などがやはり試合に出たいと言い出しました。
まあ,これも無理からぬ事かと考え直し、岐阜県バドミントン協会宛試合出場の申し込みを行う事にいたしました。
ところが、この小学生大会の申し込みに際しましては、どこかのクラブに所属していなければ、受け付けられないという事になりました。
ということで、どこかのスポーツ少年団に入部する事も考えましたが、このスポーツ少年団という組織は選手強化のために作り出されたシステムではないため、いろいろな問題を内包していると聞き及びました。
そこで、バドミントンに没頭するためには、独自にクラブを立ち上げたほうがよいとの意見を各方面から賜るに至り、冒頭でも申しあげましたとおり、標記クラブの設立という事に相成りました(ただし、当面は余裕がありませんので部員の募集はいたしておりません)。
とはいっても、肩肘を張らずに、のんびりやっていこうと考えております。
とりあえずは、試合に勝つ事は二の次にして、バドミントンのいろはを教えながら、いろいろな技術を身に付けさせることを第一にやっていこうと思っております。
折りしも、東海女子大学では、平成18年度から、人間関係学部の中に「子ども学科」という新しい学科を設置し、幼稚園教諭をはじめ、子どもにかかわるスペシャリスト、そして子どもを取り巻く新たな分野の専門家を育成しようとしています。子どもスポーツの指導者もその中に含まれると思います。
この学科の中で、小生も、「子どもスポーツ論」をはじめとして、子どもの成長や健康に関わる科目を担当する専任教授に就任する予定です。
東海女子大学子ども学科 イメージキャラクター 高畠純先生作 背景色は東海女子大学の学園カラー(通称:東海ブルー)です。 |
今回のクラブ設立に関連して、子どもたちへのバドミントン指導をひとつの研究の場とし、その成果を,子ども学科での教育に役立てたいと考えております。
以上、ご関係各位にはよろしくお願いいたします。
追伸
2008年4月1日付で、あららぎクラブは、羽島クラブと合流し、蘭和真が羽島クラブの監督となりました。
目次へ
5月17(火) 近況報告その2 |
先日、自宅の近所にある、行きつけのディーラーに小学校3年生と1年生の娘2人を連れて車の点検に行ってきました。
点検には30〜40分かかるということで、店内においてある椅子に3人で座って、たまたま放映されていたテレビでちびまるこちゃんを見ていました。
そうしたところ、お店の方がお飲み物はなんにされますかとメニューを持ってきてくださいました。
そうなんです、このディーラーではこのようなときには無料で飲み物をサービスしてくれるのです。
そこで早速,お店の方が娘たちに、何を飲みたいかと聞いてくれました。
そうしたら、2人の娘は声をそろえて答えました。「何もいらない」と。
そこで、お店の人が尋ねました。「お嬢ちゃんたち、のどが渇いてないのね」と。
娘たちは返答しました。「のどは渇いているけど、お金を取られるから、いいの」と。
さらに重ねて「うちは貧乏だから節約しなければならないの」、と。
私は、もう、穴があったら入りたい気持ちでいっぱいでした。
しかし、私が入れるような大きな穴は、近くにはなく・・・。
しかし、節約についてはいつも子どもたちに言い聞かしていることなので、子どもたちはひたすら親のいい付けを守っているだけなのです。
穴があったら入りたい心境ではありましたが、けなげにもそんなことを考えていたんだと、思わず抱きしめたくなったことは言うまでもありません。
その後、お店の人が子どもたちに無料であることを説明してくれて、娘たちは納得し、そろってオレンジジュースを注文しました。そして、無事、のどの渇きを癒しました。
まずは、めでたしめでたしの一日でした。
目次へ
5月14日(土) 近況報告 |
先日、家人の親戚のお祭りに招待され、いろいろとおご馳走になりました。
当然のことながら、お神酒もいただきましたが、熱燗をお猪口で頂戴いたしました。
もちろん、女房の親戚宅ということで、あまりみっともない姿をさらすことはできませんので、5合程度のお酒をいただいた後、おいとまをいたしましたが、そのお酒をいただいている途中のことです。
小学校3年生の娘が、突然親戚のおばちゃんに告げたのです。「ここのうちのコップは小さいね。お父さんのお酒がすぐになくなってしまうよ。」と。
私は、もう、穴があったら入りたい心境で、娘のお尻を思いっきりつねりましたが、娘は、お父さんのために言ってあげたのにと、怒っておりました。
もっとも、それは娘の言っていることのほうが正しくて、複雑な心境この上もありませんでした。
確かに、うちでお酒を飲むときは、お猪口でやることはこれまでなく、娘も私があんな小さなお猪口でお酒を飲んでいたのでびっくりしたのでしょう。
ともあれ、親思いの娘を持って幸せだと感じたしだいです。
おかげでその後は湯飲みでお酒を頂戴いたしました。
愛用のぐい飲みです。
利き酒用のもので1合は入ります。
女房が誕生日のお祝いにプレゼントしてくれました。
目次へ
1月7日(土) 初滑り |
いよいよ本格的な寒さがこの美濃地方にも到来しました。暖冬の影響で、奥美濃地方の各スキー場も雪不足のため、出足不調といったところでしたが、ここにきてようやく全面滑走が可能なスキー場が増えてきました。
ということで、小2になる娘が連れて行けとうるさいので行って来ました、初滑りにです。
といっても、娘はスキーをしたことがなく、ただ、近所の友達がこの冬休みに盛んにスキーにいったということで自分もやってみたくなったということでした。
もちろん小さいときにいろいろなスポーツをすることに関しては、個人的には大賛成で、むしろ、私の方が大乗り気で、ディスカウントのスキー板やらウエアーやらを買いにいきました。
そこで、どこのスキー場にしようかと、情報誌やらインターネットやらで情報を収集しました。
まずは、子供が安心して滑ることができるところが第一条件です。そして、リフト料金、駐車料金が安いところがベターです。もちろんアクセスも考慮しなければなりません。ということで、鋭意検討した結果、郡上市は白鳥町にあるウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場に行って来ました。
ここは、子供やシルバー層などファミリーをターゲットにしているようで、料金設定やイベント設定などが子供連れに有利になっていました。
ちなみに、リフト料金ですが、小学生料金はいつ行っても1日券1000円です。また、子供無料の日などが設定されています。また、平日は駐車料金が無料ということでした。
そこで、私たちは平日に行ったのですが、HPから入手できる大人平日割引券を使って、親子2人、計3500円で一日たっぷりスキーを楽しんできました。この料金はとてもリーズナブルだと思いました。
また、リフト券を買うといろいろなものがその場で当たる抽選券をもらえるのですが、なんと、リフト1日無料券が2枚、当たってしまいました。
さて、スキーの方ですが、平日ともあって、リフトも待ち時間なし、ゲレンデもゆったりとした状態で、余裕を持って滑ることができました。また、子供をはじめとした、ファミリー客が多く、スキーヤーとボーダーの割合も半々くらいで、娘も安心して楽しむことができました。
そのせいもあってか、娘は午後も後半頃になると、初級者コースをボーゲンで、転ぶことなく最後まで滑ることができるようになりました。
また、スキーに行きたいと申しておりますので、まずは体育教師としてうれしく思っております。
帰りにはもちろん温泉ということで、「美人の湯しろとり」に入って帰ってきました。
帰りの車の中で、娘に、「美人の湯に入ったから美人になるぞ。そしたら、男の子にデートに誘われるけど、どうする?」と聞いてみました。
そしたら、娘は、「私はバドミントンがんばるから、男の子なんか相手にしないといっていました。」
父親としてはまずは一安心、と、馬鹿な会話をしながらの帰宅でした。
ともあれ、子供には、貧乏をしても、いろいろなスポーツをやらせたいと思っている今日この頃です。
ということで失礼いたします。
ゲレンデの様子
目次へ
1月1日(土) 初日の出 |
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、本日は元旦ということで、例によって、8歳と6歳の娘と初日の出を拝みに登ってきました。ちなみに、今年登ったのは百ヶ峰です。
これに関しまして、昨年は、金華山で初日の出を拝んだのですが、人出が多くて、頂上では押し合いへし合い、大変な思いをいたしました。そこで、娘たちは、もっと静かなお山で初日の出を拝みたいと、生意気なことを申しまして、そこで、今回は百々ヶ峰で初日の出を拝んで参りました。
元日の早朝、5:00過ぎに羽島市の自宅を車で出発しました。そして、5:45に松尾池にある登山口に到着し、星空の中を懐中電灯の光を頼りにとりつきました。前日降った雪が積もる中、さらに薄暗く寂しげな気配が漂う森の中、本当だったら臆病者の娘たちはとっても怖いと感じているであろうと思うのですが、そこは、初日の出を拝むという大儀があり、とってもにぎやかに歩を進めました。
登山口で懐中電灯の光を頼りに |
少し明るくなってきました |
雪の中を歩を進めます |
2005年の初日の出です |
とてもよい、元旦登山でした。
娘たちも心から堪能していました。
もちろん、帰りにはスーパー銭湯に入り身も心も清めました。
バドミントン、これが今年の我が家のキーワードになりそうです。
長女などが、山登りの最中に弱音を吐きそうになったときに、「そんなことではバドミントンは強くなれないぞ」と、一言かけると、人が変わったようにがんばれるようになりました。もちろん、バドミントンが強くなる、ならないなどということはどうでもよいことなのですが、子供たちにはバドミントンを通じて、人生を逞しく生きていってもらいたいと願っている今日この頃です。
ともあれ、体を鍛えるということはよいことだと思います。そして、スポーツ、うまくつきあえば、きっと私たちの人生を豊かにしてくれるのではないかと思っております。
ということで、今年もよろしくお願いいたします。
目次へ