5月21日(木) スディルマンカッ

 バドミントンの男女混合国別対抗戦スディルマンカップが日本の準優勝という結果で終了いたしました。
このスディルマンカップは隔年開催のイベントですが1989年にインドネシアのジャカルタで第1回の大会が開催されました。
当初は個人世界選手権のあとに引き続いて行われるイベントでしたが、2003年第8回オランダアイントホーフェン大会からは個人戦とは独立した大会となり現在に至っています。
これは元々あった男女別の国別対抗戦、すなわち、トマスカップ(男子1948年〜)、ユーバーカップ(女子1956年〜)にヒントを得て、男女混合の真の世界一の国を決めようという趣旨から始まったものです。
このアイデアはバドミントン大国のインドネシアから1986年の国際バドミントン連盟の定時総会の際に出されたものです。
その後十分な検討期間を経た後、1988年の定時総会でその提案が受け入れられました。
そして翌1989年からこの大会が始まったという次第です。
トマスカップもユーバーカップもバドミントンの発展に尽力した人物の功績をたたえるという趣旨から、イングランド人のSir George Alan ThomasとMrs.Betty Uberの名を冠した大会として始まりました。
そこでこの男女混合国別対抗戦も提案国インドネシアのバドミントンの発展に力を尽くした、Dick Sudirman氏の名前を冠することになりました。
Dick Sudirman氏は、1922年4月29日にスマトラ北部のペマタンシャンタルという町で生まれ1986年6月10日に64歳で亡くなるまでの間、インドネシア初代バドミントン協会会長として22年間、また、国際連盟の理事や副会長も長年にわたって務め、インドネシアバドミントンの父と呼ばれています。
ともあれ、このようなイベントが歴史を経てさらにスポーツ文化発展の礎になることを願うばかりです。






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