子どもに対する正しいバドミントン指導法

 子どもを指導する上では、やはり、正しい指導法というものがあると思われます。
 以下の例はほんの数例ですが、子どもたちに愛と勇気と希望を与える事例であると思われます。
 ただし、その効果には個人差があります。
 どうぞご参考にしてください。

その1.

ハードトレーニングをやらせている最中、あまりの辛さに子どもが身をよじり、お腹の痛みを訴えてきたとき。

「それじゃー、みんなでぎんなんを食べてみよ〜」と、言ってみる。

そこで子どもたちが、「何でぎんなんを食べるの〜」と、聞いてきたら。

「だって、これを食べると胃腸(銀杏)にいいでしょう」、と、答えてあげる。

その2.

筋力がないためにクリアーが飛ばない子どもに対しては。

「学力はつけなくてよいから、握力だけはしっかりつけろ」と、大声で指導してみる。

ただし、その子どもがその言いつけをひたすら守って、勉強嫌いになっても知りません。

その3.
基本ショットの練習をやっている最中、「次はドライブがいい」と、子どもが言ってきたら。


「じゃあ仕方ない。俺のかばんの中から車のキーをもってこい」と、言ってみる。

ただし、それで今日の練習が終わりになっても知りません。

その4.
子どもがスマッシュを打とうとしたところ、空振りしてしまい、落ちてきたシャトルが頭に当たったとき。


「おっ、頭を使ったプレーやんけ!」と、目いっぱいほめてやる。


その5.
練習の合間にようかんの差し入れがあったとき。

「バドミントンにも正しい打ち方がある。ようかんにも正しい食べ方がある」と、言ってみる。

もし、子どもたちが、「ようかんの正しい食べ方って、どうやって食べればいいの?」と、聞いてきたら。

すかさず、「ようかんで食べなさい」と、言ってみる。

その6.
練習中、子どもたちが疲れた顔をしていたら。


「やっぱりお前らは英雄だ」と言ってみる。

子どもたちが、「なんで〜」と、聞いてきたら。


「だって、みんな、ヒーロー(疲労)だろう」と答えてみる。

疲れが倍増すること間違いなし。指導者は子どもたちに試練を与えなければならないのだ・・・。

その7.
せった試合をしているとき。


コートサイドから、「こんなときには口が裂けても、あ、という言葉を口にするな」と、アドバイスする。

子どもが、「コーチ、なんで、あ、という言葉がだめなんですか?」と聞いてきたら。

「せった試合に、あ、をくっつけると、あせった試合になるからだ」と答えてみる。

あまりのばかばかしさに、対戦相手がやる気をなくすこと間違いなし。

その8.
子どもの試合を見ていて、つい、うとうとしているところを、別の子どもに見られたとき。


「いや、最近運動不足だったから水中運動をしていたんだよ」と、言い訳をする。

その子どもから、「水中運動っていったって、水なんかないじゃん」と、突っ込まれたら。

「スイミング(睡眠ぐ)、スイミング(睡眠ぐ)」と、正しくぼけてみる。

信頼感を失うこと間違いなし。

その9.
素振りをまじめにやらない不心得な子どもに対しては。


「すぶり と そぶり は違うで〜」と、一喝する。

その10.
ケガが多い子どもに対しては。


「今度の練習までに坊主にしてこい」と、命じる。

その子どもが今にも泣き出しそうな声で「なんでですか」と聞いてきたら。

「毛がない(怪我ない)、毛がない(怪我ない)」と、不気味に答える。

その子の両親のひんしゅくを買うこと間違いなし。



他にもいろいろと正しい指導法がありますが、今日のところはこの辺で。

それではごきげんよう!