あららぎクラブ ジュニア大会初参戦 そのT

 標記のとおり、あららぎバドミントンクラブの部員1名が、先日開催された岐阜県ジュニアバドミントン大会の女子シングルス4年生以下の部に初参戦いたしました。

 結果は、1回戦15−0での勝利、2回戦4−15での敗退、というものでしたが、これは非常に満足のいくものでありました。
 まずは参加できたこと、これが何よりの収穫でした。
 さて、試合会場では、いろいろと考えさせられることがありましたので、ちょいと一筆啓上いたします。

 まずはラケットについて。
 はっきり言って、小学生の皆さん、例外なく高級なラケットを使っておられました。
 2万円以上すると思われるラケットがごろごろしておりました。
 これにははっきり言ってびっくり&反省させられました。

 拙者、恥ずかしながら、小学校の6年生からバドミントンをはじめましたが、大学入学後から現在にいたるまで、30年近く、ラケットを買ったことがありませんでした。
 すなわち、ラケット製造メーカーが、販売促進用にご提供くださるラケットを、ありがたく使わせてもらっておりました。
 したがって、あてがわれるラケットをただただ使っておりまして、ラケットの特徴など考えたこともありませんでした。
 当然ながら、ラケットには無頓着で、弘法筆を選ばずを自認しておりました。
 したがって、子どもにも安いやつでよいと、量販店で定価5500円のジュニアラケットを4500円程度で買ってきて使わせておりました。

 私は、早稲田大学のオープン教育センターというところで開講されている保健体育科目でバドミントン実習Uという科目を担当しております。
 これはバドミントンの経験者クラスで、ほとんどの学生がバドミントンの同好会あるいはサークルに所属をしています。
 そして、このような集団の中には必ず、恐ろしいほど詳細なバドミントン製品に関する知識を持っているものがいます。
 そこで、授業の合間に何人かの学生に聞きましたところ、今は、プレースタイルに合わせて、ラケットもストリングスもいろいろなものの中から選ぶ時代なのだそうです。
 そのため、バドミントンの専門店に行けば、試打ももさせてもらえるのだそうです(酒屋でも試飲をさせてもらえるので、当然といえば当然ではあるが・・・)。
 その他、いろいろな事を学生諸君から教えてもらったが、ここでは省略。

 子どもだからこそ、いいラケットを使わせるべきだったのです。

 もっとも、シャトルについては、以前からその考えで、練習では最もグレードの高い物を使っております。
 また、羽根の状態が少しでも悪くなると新しいものに変えております。
 ノックに際しても、グレードは下げますが、新品を使っております。
 しかしなぜ、シャトルがそうで、ラケットがこうだったんだろうか・・・。
 つまり、高いシャトルと安いラケットの関係です。
 多分、昔は私自身がよいシャトルの確保に苦労したためであろうと思われます。
 まあ、自分の過去を引きずっているわけです。

 ともあれ、学生諸君から得た情報を元に、早速娘を連れてバドミントンショップに行ってきました。
 そしたら、あること、あること、色々なラケットがありました。
 そして、色々なラケットの特性が表示されていました。
 すみからすみまで読み尽くしたら1時間かかりました。
 試しに、色々なラケットを振らせてもらったのですが、微妙に感覚が違いました。
 そこでようやく、学生が言うことの意味が理解できました。
 
 トレーニング科学、スポーツテクノロジー、ともに飛躍的な進歩を遂げている今日、スポーツ指導者はトレーニング科学のみならず、スポーツテクノロジーについてもきちんと勉強しなければならないと反省仕切りでした。

 ゴルフでも、陸上競技でも、野球でも、水泳でも、その他ほとんどのスポーツ現場で、用具が優勝劣敗を分けることも少なくありません。
 ということで、弘法も筆の誤り、とならぬよう指導したいものだと感じた次第です。

 で、最後に。
 今回購入したラケットは、Y社のマッスルパワー80です。
 重量が4Uで、グリップサイズが6のものを選びました。
 ストリングスの張力は最も弱く16ポンドで張ってもらいました。
 定価が24,150円のものを、ストリングス張り上げ付きで19,000円にしてもらいました。
 
 しかし、これは痛かった。
 へそくりをおろしてそれに当てましたが、しばらくは極貧生活を覚悟しなければなりません(父親のみが独自に)。
 
 ということで、失礼致します。