3月20日(月) 卒業証書・学位記授与式

 3月20日に東海女子大学の卒業証書・学位記授与式、通称卒業式が執り行われました。
 東海女子大学としては22回目の卒業式でした。
 わたくしといたしましても、第1回の卒業式から教員として参加していますので、22回目の卒業式ということでした(とはいっても、途中1年間英国に留学していましたのでそのときは祝電のみの参加でしたが)。
 
 さて、卒業式に関しまして、卒業式の準備、実施の責任部署は学生部ということで、そこの責任者のわたくしといたしましては、当日はもとより、その準備に気を使う日々が続きましたが、式典も無事終了したということで、ほっと肩をなでおろしております。
 御協力いただいた関係各位には心より感謝申し上げると同時に、卒業生の皆さんには心よりお祝いを申し上げます。
 
 この卒業式ですが、毎年行われることとはいえ、その実施には大変気を使います。
 卒業式は卒業生にとって、晴れの門出の舞台ですので、わずかな不手際があってもなりません。
 保護者に対して、また、来賓の皆様に対しても失礼なことがあっては決してなりません。
 もちろん、教職員の皆さんにも、気持ちよく卒業生を送れる環境を提供しなければなりません。
 ですから、席次一つ、進行表の順序一つについても細心の注意を払わなければならないのです。

 というわけで、2ヶ月程前に学生部の担当職員が綿密な計画を立てました。
 そして、それをたたき台に学生部内で細かなところまでチェックをしました。
 学長や学部長とも連絡を取りながら遺漏のないように原案を作成いたしました。
 そこで、東海女子大学の事務局には4つの部、すなわち、総務部、渉外部、教務部、学生部があるのですが、その部長会議を開き、細かなところを調整したり、役割分担を決めたりしました。
 そこで、学園本部の理事長の決済を受け、しかる後に最終原案として教授会に提案し承認を得ました。
 で、ここで、事務局員が一丸となって、晴れの卒業式を迎えるための準備に取り掛かったというわけです。
 毎年、恒例行事として行なわれる卒業式ですが、色々な苦労があるのです。
 しかしながら、卒業式で晴れやかな卒業生の顔を見るにつけ、そんな苦労は吹っ飛んでしまいます。
 全事務局員がそんな思いをしていることでしょう。
 
 さて、今年も卒業式では学長特別表彰というのがあり、5名の運動部員が表彰されました。
 バドミントン部員2名が国民体育大会での優勝や国際大会での活躍を認められて表彰されました。
 ホッケー部員3名が全日本Jr代表として国際大会で活躍した功績などを認められて表彰されました。
 ソフトテニス部員1名がインカレのシングルスで準優勝した活躍などを認められて表彰されました。
 それぞれが卒業後も競技を続けると聞いております。
 更なる活躍を祈るばかりです。

 ということで、今大学は春休み期間中です。
 今年度も残りわずかとなりました。
 明後日に主任教授会と教授会が開催されますが、それが終わればわたくしも春休みモードに突入します。
 とはいっても、4月8日の入学式およびガイダンス期間を経て4月13日から授業が開始されます。
 ですから、短期集中で休暇を取り心をリフレッシュさせたいと思っております。

 卒業生を送り出して、少しさびしい感じですが、今度は新入生を迎えます。
 どんなフレッシュウーマンが入学してくれるのか楽しみです。
 
 ということで、卒業式の様子を教員席からデジカメでパチリと取ってきました。
 新入生の皆さんには4年後にはあなたたちもこんな卒業式を迎えるのです。
 期待を胸に入学してきてください。
 教育と研究のプロ(東海女子大学の先生たち)が腕によりをかけてあなたたちを指導しますから。

 ということで平成17年度も終わりです。
 1年間お世話になりました。
 失礼します。

壇上から見た卒業式の様子です。
卒業生は全員黒いガウンの式服をまとっています。
授与された学位は
学士(文学)と学士(人間関係学)です。
バドミントン部員の後藤愛さんが学長より
特別表彰されています。
卒業式当日の大学正面の様子です。
今年は梅の開花が遅く、
ちょうど見頃となっていました。

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3月9日(木)  腱鞘炎

 2週間ほど前、パソコンの操作をしたり、ドアのノブを回したりするときに、右人差し指の付け根に違和感を感じておりました。
 
 しかしながら、痛いという感覚ではなかったために、別段気にもかけておりませんでした。
 そうしたところ、最初に違和感を感じてから2〜3日経ったところで、その違和感が痛みに変わってきました。
 でも、それほどの痛みでもなかったので、何かの弾みで打ったのか、子どもを抱き上げるときに捻ったのかな、などと思っておりました。
 そのうちに治るさ、などと考えておりました。
 まあ、念のために、シップでも張っておこうかということで、大学の保健室でシップをもらって張っておりました。

 ところが、さらに2〜3日経ったところで、その痛みが激痛に変わっていきました。
 バドミントンのラケットを持つどころか、ちょっと指先を動かしただけで激痛が走る羽目になってしまいました。

 そこで、あわてて、何か難病にでも罹ったかもしれないと考え、近所の医療機関で診察をしてもらうことにしました。
 そこでは、超音波を使った機器で右人差し指掌側付け根の深部の状況を調べてもらいました。
 そうしたところ、人差し指の第三関節を動かす橈側手根屈筋にくっついている腱が、ひどい炎症を起こし、水までたまっていることが判明しました。
 そして、この部位をこのように傷める動きとは、もちろん掌を下に向けた状態で人差し指を上下に動かす運動ということで原因が特定されました。
 
 ちょっと指先を動かしただけで激痛が走る羽目になってしまった原因は、なんとパソコンのマウスを左クリックする動作であったのです。
 もう、びっくりしてしまいました。

 バドミントンの練習の際には子どもに障害防止のことについて口をすっぱくして指導しています。
 ウォーミングアップとクーリングダウンの重要性をうるさいほどに伝えています。
 また、練習中に身体に痛みや違和感を感じたら必ず言うようにも指導しています。
 さらに、毎日、毎日、身体のことを考えてウォーミングアップとクーリングダウンをしないと、3ヵ月後、半年後、1年後に今日の練習の影響が出てくるものだと言い聞かしています。

 たかが、マウスの1クリック、されどマウスの1クリックです。
 塵も積もれば山となる事を身をもって知りました。
 と同時に、子どもを指導する際に、同じ場所を繰り返し酷使することの危険性を今更ながら身をもって知りました。
 マウスの1クリックでも積もり積もればこの激痛です。
 ましてや、バドミントンでのランジ姿勢やシザージャンプ、1回の練習でどれだけのストレスを身体にかけていることやら・・・
 子どもの成長と身体のことを考えると空恐ろしくなりました。
 しかしながら、やらせない、というわけにもいきません。
 ですから、賢く指導することの重要性を再認識いたしました。

 東海女子大学の子ども学科に入学予定の皆さんとは、こんな私の経験を通して、子どもスポーツについて共に考えていきたいと考えています。

 さて、パソコンのマウスについてですが、現在、右人差し指がつかえません。
 というか、バドミントン専用ということで、他のことには使わないようにしています。
 ですから、中指で左クリックしています。そして、薬指で右クリックしています。
 ところが、昨日あたりから、中指に違和感を感じるようになってきました。
 大変です。次の方法を考えなければ今度は中指が腱鞘炎になってしまいます。
 でも、幸いなことに、人差し指がかなり回復してきました。
 今日あたりは小学生相手にガンガンできそうです。
 といっても、今は、移動法の練習を徹底的にやっていますので、ノックぐらいしか人差し指の出番はなさそうですが・・・

 ということで皆さんもお気をつけください。 さようなら!


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3月3日(金)  幼児に対するバドミントン指導法

 今日は3月3日ということでひな祭りです。
 我が家でもほんのささやかな雛人形を飾りお祝いをしております。
 ただし、今日中に片付けてしまわなければお嫁に行くのが遅れるということで、毎年、この日は、子どもが寝静まったあとに、女房が夜遅くまで後片付けをしております。
 もちろん、私はお祝いのお酒をたくさん頂いて、深夜まで子どもたちの成長を祝っております。

 ということで、前置きが長くなりましたが、この度、平成18年度から東海女子大学の人間関係学部に子ども学科が設置されることになりました。
 私もこの学科で、「子どもスポーツ論」、「レクリエーション論」、「レクリエーション指導」、「保育内容の研究(健康)」、「スポーツの科学」等を担当する専任教授に就任することになりました。
 これまで総合福祉学部総合福祉学科福祉スポーツコースの皆様には大変お世話になりました。どうもありがとうございました。
 また、これからお世話になります関係各位にはどうぞよろしくお願いいたします。
 すでに入学試験を潜り抜け、期待を胸に入学式を待ち望んでいる新入生の皆様には、4月から新しい学科で共に学んでいきまっしょい!
 子ども学科のHPは ここ
 
 さて、このたび、この子ども学科の新設を記念して、「保育の内容と指導」という雑誌が東海女子大学より発行されました。
 私もこの雑誌に標記の題目で原稿を投稿し掲載されることになりました。
 御関心がある方は ここ をクリックしてください。

 いよいよ卒業式の季節です。
 東海女子大学でも昨日卒業認定教授会が開催され、本日、卒業認定者の発表が10:00に行なわれました。
 ですから、ほとんどの4年生が登校してきています。
 現在、学生部職員が総出で卒業認定者に対して卒業ガイダンスを行なっています。
 ですから、事務局の学生部のブースにはだれもいないので、私が一人窓際で留守番をしております。
 毎年のことですが、もう少しのところで卒業を認定されなかった学生さんが涙ぐんでいる姿を窓際の席から見ながらこの徒然をしたためておりますが、胸が痛みます。
 諦めずに、もう1年がんばってください。

 ということで、今日はこの辺で失礼いたします。 

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2月27(月)  岐阜県小学生バドミントン大会出場記


あららぎバドミントンクラブ所属の小学3年生の女子が岐阜県小学生連盟主催のシングルス大会に出場しました。

公式戦出場は昨年の6月4日に開催された岐阜県ジュニアバドミントン大会以来のことで、また、練習でもまったくゲーム練習をしていないので、どれだけやれるか正直なところ私にもわかりませんでしたが、これまでの練習で培った技術の習熟度を測るために出場させました。
で、結果はというと、準々決勝で第2シードの選手にあっさりと敗れ、ベスト8というものでした。
この結果についてですが、私としては順当なものとして満足しています。
そして、今後の指導指針を探ることができたということで、得るもの多き大会となりました。

選手本人にとっても大満足の結果で、こんなにたくさん勝てるとは思わなかったといっております。
本音を聞いたところ、1つは必ず勝って、できれば2回勝てればよいと思っていたようです。
さらに、4回戦で高山クラブの選手に勝ったのがとてもうれしかったようで、帰りの車の中では何度も何度も自慢をしておりました。
というのも、あららぎクラブでは試合に出ること自体がすごいことで、ましてや遠方から試合に出てくる人はすごい人だという考えがあります。
ですから、遠い高山から試合に出てくる選手はすごいの一語に尽きるわけで、そこで高山の選手に勝つのはすごいことだという発想だったようです。
もちろん、4回戦で対戦した選手は、私の旧知の方のお嬢さんでしたが、第7シードの実力者で、単に遠くから来たという理由だけでのすごい選手ではありませんでした。
その選手は本当によく訓練された優秀なプレーヤーでしたが、本人はシードなんて言葉は知りませんので、至って真面目に、遠くから来る選手は強い選手だと思っていたようです。
ともあれ、色々な人と交流ができてとてもよい1日を過ごすことができました。

また、3回戦では14−1でマッチポイントを握っていたのにもかかわらず、相手選手の大健闘で14−13まで追い上げられた後、相手選手の連続エラーでかろうじて勝たせてもらうという貴重な経験もさせていただきました。
その試合が終わった直後に、「追い上げられているときはどんな気持ちだった」、と聞いてみましたところ、「どうしよう、どうしよう、と思っているうちに足ががくがくしてきて、相手にどんどん点数が入っていってしまった」、と言っていました。
このような経験が将来必ずや役に立つときが来ると確信しています。

さて、小学3年生の女子を指導し始めてから、はや3年の月日が流れました。
ようやく第1ステージが終了したという感じです。
このステージでは基本ショットの習得と相手から飛んでくる速いフライトに対応する感覚の取得を目指しましたが、ほぼ完璧に目的を達成できたように思います。
また、基本ショットもただ相手コートに打ち返すだけでなく、何をどこへ打つか判らないように、ディセプティブなストロークの体得を目指しましたが、これも私のほぼ思うとおりに達成できたのではないかと思っています。
もちろんこんな練習をやっていても小学生の試合で勝てるはずがありませんが、それはそれでよかったと思っています。

いよいよ第2ステージです。
ここでは、これまでの練習で培ってきた技術を試合で使えるようにしたいと考えています。

そのためには、まず移動技術を習得させたいと思っています。
これに関して、これまではフットワークの練習をまったくといってよいほど行ないませんでした。
これは、基本ショットの習得を徹底的に目指すためと障害予防の意味で身体的に過度のストレスをかけないために意図的にそうしたのでしたが、これからは移動技術の習得のために少しづつフットワークの練習も取り入れようと考えています。

また、一つひとつのショットの精度をあげ、また、各ストロークのスピードアップを図りたいと思っています。
これに関して、これまでは素振りをほとんどやらせませんでした。
これは、ディセプティブなストロークの体得を目指すために意図的にそうしたのでしたが、目的は達したので、これからはショットの精度とストロークのスピードアップのために重いバドミントンラケットやスカッシュラケットの使用も含めて素振りを取り入れようと考えています。

さらに、フィジカル面を鍛えてみようとも思っています。
これに関して、これまでは体力トレーニングをまったく行ないませんでした。
これは、長期的な身体作りを目指した中で意図的にそうしたのでしたが、これからは試合を行うに耐えられる身体にするために、まずは下半身から少しずつ鍛えていこうと考えています。

他方、これまでは他のクラブとの交流をほとんど行ないませんでしたが、これからは色々なタイプの選手に慣れるために、積極的に出稽古に出かけようと思っています。
そして、色々なクラブの色々な練習方法に慣れさせようと思っています。

ともあれ、第2ステージの期間は2年間を想定しています(想定外になるかもしれませんが)。
どれだけ上達してくれるか、今から楽しみにしています。


ということで、期末試験業務、センター試験業務、入学試験業務、東海学院大学共学化準備室業務、学生部業務等で忙しく、このページの更新も滞り、久しぶりの追記となりましたが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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1月1(日)  2006年初日の出

 皆様、「あけおめ!」。

 いや失礼いたしました。

 もとい、2006年の年頭に当たりまして、「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。」

 さて、まずは、冒頭の「あけおめ!」、についてであります。
 実は、これは若者言葉で、昨年の年頭に東海女子大学の学生さんに教えてもらった言葉です。

 昨年のことです。
 年頭にあたり、意気揚々と出勤しましたところ、いきなり事務局前で学生から、「あけおめ」、といわれてしまいまいました。
 私は、何のことかわからず、「きょとん」、としていましていた。
 そうしたところ、その学生が、「先生、あけおめ、というのは、あけましておめでとう、というのを、親しみをこめて短縮して言っているんですよ」、と教えてくれました。
 そこで、次に出会った学生に、「あけおめ」、といってみました。
 そうしたら、その学生に、「先生、なんかおかしい」、といわれてしまいました。
 わたしは、「なんで」、と聞きました。
 そしたら、その学生には、「先生、なんか、若者言葉を使おうとして、わざとらしい」、といわれてしまいました。
 そして、続けて、「先生は、普通に、おめでとう、といえばいいんですよ」、と教えてもらいました。 
 さらに、「学生が、あけおめ、と、いってきたら、さりげなく、あけおめ、と、返せばいいんですよ」、と教えてくれました。
 ともあれ、あけおめです。

 さて、本日は元旦ということで、行ってきました、元旦初日の出登山にです。
 今回のメンバーは、小学校3年の長女と小学校1年生の次女と私の3名でした。
 目標とした山は百々が峰(どどがみね標高417.9m)でした。

 早朝4:30に自宅を出発、約1時間をかけて山県市の三田洞弘法奥にある登山口に到着し5:40に登り始めました。
 そして残雪の中、7:00少し前に頂上に到着しました。
 


暗闇の中懐中電灯の中登り始めました。



今年は雪が深く、深いところでは50cmほど残雪がありました。



7時過ぎ、頂上から初日の出を待っています。 




今年は残念ながら、雲に隠れて頂上からは初日の出を拝むことができませんでした。

7:20に下山を開始しましたが、残雪が深く何度も転びながら、約2時間かけて下山いたしました。



登山口に到着したところ、運よく雲が切れて、お天道様が山の端から出てまいりました。
これが我が家の初日の出ということです。

ともあれ、2007年度から、東海女子大学が東海学院大学に変わり男女共学化されます。
小生も、その準備の一端を担うことになり忙しくなります。
また、2006年度から東海女子大学の人間関係学部に子ども学科が新設され、小生もその専任教授に就任する予定でこれまた忙しくなります。

しかしながら、仕事も大切ですが、子どものバドミントン指導にも力を入れたいと考えております。
関係各位にはよろしくお願いいたします。

それでは、失礼いたします。

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