バドミントン・ホース・トライアル

 日本で「バドミントン」を知っているかと一般の人に聞けば,まさにラケットを持ってシャトルを打ち合うバドミントンのことしか頭に浮かびませんが,英国で「Badminton」を知っているかと,一般の人に聞くと,半分の人はホース・トライアル(総合馬術競技)のことかと答えてきます。
 英国では,Badminton,という名詞はあくまで地名であって,あのバドミントンの起源となったバドミントンハウスがあるところなのです。では,なぜ,バドミントンからホーストライアルをイメージするかということですが,Badmintonという場所は,実は,ホース・トライアルのメッカなのです。毎年5月にバドミントンハウスの前の公園で開催されるバドミントン・ホース・トライアルは馬術の世界では,世界最高峰の大会で,世界中の注目を浴びます(ここ数年は,あの口蹄疫の影響で中止になっていますが)。テニスのウインブルドン大会を連想すれば良いと思います。チケットを手に入れるのが困難を極めるそうです。
 英国では,サッカーといえば,ウエンブレー。テニスといえば,ウインブルドン。ゴルフといえば,セント・アンドリ ューズ。そして,馬術競技といえば,バドミントンなのです。下に,「Badminton」というタイトルの本を示していますが,中味は写真のとおりに馬術の本です。競技バドミントンのファンにとっては,ちょっぴり寂しい話ですが。おもしろいとは思いませんか。

        



本の表紙


バドミントンハウスの前で
出場人馬の紹介


有名選手に
サインをねだるファン


エリザベス女王から
トロフィーをもらう選手


バドミントンハウスの前での
競技の様子


この車の数の多さ
観客の数の多さを物語っている
           

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